こんにちは。
子育て世代専門FPの馬場康彰です。
普通だけど普通じゃない。
誰もが持っている
唯一無二の人生ヒストリー。
はじめから読む ▶▶▶
前回は ▶▶▶
僕が幼少期のころ
父親は会社を経営していて、
母親はそれを手伝っていました。
そのため、
この時期に一番一緒に過ごしたのは
おじいちゃん。
おじいちゃんは
大正時代生まれ。
戦争も経験していて
命を懸けて戦った時代の人。
思い返すと
色々な事を教えてくれました。
けん玉とか
かけ算とか
のこぎりの使い方とか
そんなおじいちゃんとの思い出の中で
一番覚えているのは『木登り』
家の近くの公園に3mくらいの木があって
それを登るというもの。
その木は
当時の僕の身長の何倍もあって
そんな簡単には登れません。
何度もトライしますが、
登りきることができず。
途中で嫌になって
『もう帰りたい』と
泣き出すのですが、
それでも登りきるまで
やめさせてもらえなくて……。
1日では無理で
何日も何日も一緒に通いました。
最初は全然登れなかったのですが
毎日やっていると、
ここを手でつかんで、
ここに足をかけて、
次はこっちに…
というように
徐々にコツがつかめてきます。
そんなある日、
ついに登りきることができました。
その時の達成感。
そして、おじいちゃんに褒められて
家に帰ったらおばあちゃんに褒められて
夜になったら父親、母親に褒められて
という満足感。
僕自身、当時の気持ちは覚えてませんが
あれから40年経った今でも
母親が話題にするくらい
嬉しい感情を表現していたんだと思います。
この経験を通して
目標を決めて、
それに向かって努力して
達成する喜び
という
人生でとても大切なことが
当時の僕の幼心に
刷り込まれたのかもしれません。
失敗しても何度でもやる。
諦めない。
できるまでやる。
こんな僕の性格が育まれたのは
4歳の時のこの経験なんだと思います。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。